事例から / 能登半島地震
能登半島地震の避難所で、ペットはどう過ごした?環境省の記録集から
環境省は、能登半島地震のあと、避難所を巡回してペットの状況を調べました。記録集の数字から、避難所でペットがどう過ごしたかを見ます。
先に答え
- 巡回した避難所119か所のうち、同行避難が確認されたのは56か所
- ペットを飼う場所は、飼い主と同じ部屋が17か所、車中が10か所、飼い主の自宅が5か所(複数回答)
- 犬や猫を動物病院やシェルターに一時預かりした例が、多数あった
環境省「令和6年能登半島地震における被災動物対応記録集」(令和7年9月発行)の数字です。巡回調査は、令和6年1月23日〜2月14日、輪島市、珠洲市、志賀町、穴水町、能登町の2市3町で行われました。
避難所119か所の調査
ペットは、どこで飼われていたか
避難所の巡視で確認されたペットは、犬43頭、猫22頭、その他4頭(ウサギ2頭、リス1頭、カメ1頭)でした。屋内で飼われていたのは、犬36頭、猫16頭、その他3頭でした。車中では、犬5頭、猫6頭、その他1頭が確認されました。
一時預かり
記録集には、被災したペットの一時預かりの数字もあります。発災から令和6年9月末までの、飼い主からの一時預かりです。
| 預かった場所 | 犬 | 猫 | その他 |
|---|---|---|---|
| 動物病院 | 270頭 | 539頭 | 7頭 |
| シェルター | 41頭 | 68頭 | 18頭 |
動物病院での一時預かりは、発災から15日目に始まりました。記録集は、東日本大震災や熊本地震では、動物救護の拠点となる動物病院が被災して動かなかったことをふり返り、被害の大きい地域と、支援の拠点となる地域の位置関係が、活動に大きく影響すると書いています。
記録集が挙げる、そのほかの点
- 被害の大きかった奥能登地方は、県庁所在地の金沢市から100km近く離れていて、支援のための情報収集や物資輸送が思うように進まなかった
- ペットの飼い方について、ケージに慣れていない個体が多いという地域性もあった
くわしくは、正式な資料へ
国や自治体の資料を、ご自身でも確かめてください。